2013年3月 カナダ/シアトル

ひさびさの海外旅行です!初のカナダ、スキーもしない私が何故この季節にカナダ?そう、オーロラを見るためです!いつかは、いつかは、と思っていたのが、あっさりとその時はやってきました。昨年ひさびさにライブでご一緒したリ○コさん、ひさしぶりに会ったら彼女は旅人でした。で「オーロラ旅行に行くけど、行く?」と聞かれ、二つ返事で決定!それから色々と調べたら、オーロラを見るには北欧、アラスカ、カナダの3地方が適しているとのこと。北欧は晴天率があまり良くないとのことで却下、アラスカはアメリカの入国審査が面倒だからイヤ、とリ○コさん。ということで、カナダになりました。その中でも幾つかオーロラ観測に適した町はあるのですが、日本人に有名なのはイエローナイフ。聞いたことがある人も多いと思います。そもそも20~30年前、日本人にオーロラブーム?が沸き起こり、その頃の渡航先がイエローナイフが多かったようです。どうやら、オーロラ観測に行くのは日本人が圧倒的に多いらしい。何故かって?日本ではオーロラが見えないから。そう、カナダや北米、欧州の緯度の高い地域では稀にオーロラが見えることもあるらしいが、日本では見えない。ならば行くしかない、ということでしょう。ということで、今回も日本人が多かったが、それがまた不思議な連帯感が生まれ、帰国後もメール交換しています。ま、旅は道連れですからねー。話はそれましたが、私たちが選んだのはホワイトホースという町。ん?イエローナイフじゃないの?まずは日本からバンクーバーへ、そしてイエローナイフはそこから2回飛行機に乗らないとダメ、でもホワイトホースは1回で着くのです。ということで、楽チン&イエローナイフほど寒くない、ということでホワイトホースになりました。バンクーバーから50人乗りくらいの小さな飛行機で2時間、ホワイトホースに到着。あれ?思ったほど寒くない。迎えにきてくれたツアーガイドさん曰く、今年は暖冬だそう。宿泊先までの道すがらも、それほど雪深くない。さて、泊まったのは郊外のロッジInn On The Lake。その名のとおり、湖のほとりに建つロッジです。オーロラ観測の方法は主に2種類あり、市内のホテルに泊まって毎晩郊外のオーロラ観測地(オーロラビレッジなどという)に連れていってもらう方法、そしてもう一つは郊外のロッジに泊まる方法。通い方式は、どんなにオーロラが出ていようが決められた時間に市内まで帰らなくてはならないが、郊外のロッジなら夜中じゅう好きなだけオーロラ観測ができるというわけ。ということでロッジに。丸太造りの山小屋風、泊まった部屋はツインルームに小さなリビングやキッチンもついていて、贅沢にも一人ひと部屋の使用。夕食とお風呂を早々に済ませて22時頃からいよいよ観測スタート、ロッジ前の駐車場に出て北側の空をジッと睨む。。。が、晴れてはいるものの、オーロラらしきものは全然見えない。試しに写真を撮ってみると(シャッターを開放で1分半くらい開ける)、うっすらと緑のものが。これ?かなぁ?肉眼では白いモヤのような、雲と見紛うものがどうやらオーロラらしい。え~、ツアーパンフレットに載ってる写真って詐欺だぁー!と、みんなでボヤく^^;; もっと、ユラユラと動いているのを想像していたけど。。。ということで、時々写真を撮ってはみたが、午前2時半に今日は諦めて就寝。おやすみなさいzzz。。。が、明け方5時半、リ○コさんに起こされる。「出てる!」と。確かに、先程よりは白モヤが上の方にまで上がってきている。写真を撮ってみると…、おぉ!緑のカーテン状のオーロラが写っているではないですか!あぁ~、これが肉眼でも見れたら。。。でも、初日から出会えたことに感激、この後しばらく写真を撮り、夜明けの7時半頃に再度就寝しました。

乗継ぎは小さな飛行機

こんな所です

泊まった部屋

うっすらと…オーロラ?

見えました!



 2日目

さて、夜はオーロラ観測だが、昼間は何をするか?宿でのんびりしてもいいのだが、せっかくだからとオプショナルツアーにでかけた。今日は犬ぞり体験!ここホワイトホースは犬ぞりが盛んで、毎年ユーコン・クエストという犬ぞりレースがある。なんと、1600キロを10日ほどかけて走るのだそう。今回お世話になる犬ぞりツアーのオーナーも、何度か優勝したことがあるとか。その拠点に着くと、敷地内には無数の犬小屋が。みんな個室なのね^^;; 全部で60頭くらいのワンコたちは、アラスカンハスキー犬。今日は6頭立てで走るとのことで、まずは操縦のレクチャー。犬ぞり操縦はいたってシンプル、手元のハンドルで方向を操り、足元の板を踏めばスローダウン、バーを踏めばブレーキ。2人ひと組でソリ乗車と操縦に分かれるのだが、まずは私が操縦することに。大丈夫かなぁ~。。。すると、出発したらいきなりカーブで雪のコブだらけ!バウンドするし、犬たちが思ったより速い速い!きゃあぁ~、振り落とされるぅー、もうダメぇ~!と思ったが、ここでホントに振り落とされていたら、ソリは暴走してしまう。ソリにしがみついて、どうにかやり過ごしたら開けた平らな道に出た。ふぅ~、やれやれ。。。ここが今日のメインルート、タキーニリバーです。

ソリに乗車

操縦席から

ソリからの眺め

がんばれー!

走る~走る~♪

賢いリーダー犬


犬ぞりのコースになっている河、タキーニリバーは全部凍っています。しばらく走っていると、スローダウンのコツも分かってきて楽しくなってきました。犬たちはとても賢く、特にリーダー犬はスローダウンすると、その度に後ろを振り返り「ゆっくりするの?」とこちらを見る。すごーい!初めてなのだが、お互いに信頼感が生まれる感じ。そんな犬たちを見る余裕も出てきて、ソリは素晴らしい景色の中をグイグイ滑っていきます。天気もいいし、気持ちい~い!9キロほど走ったところで、選手交代して折り返しです。今度はソリの中、足を伸ばして座ると地面がとても近い。操縦と違って、風を感じながらゆっくりと景色を楽しみ、写真を撮ることができます。いや~、しかし壮大ですね~。河の上を走っているなんて、想像できません。そんな大自然を楽しみ、あっという間にスタート地点に戻ってきました。いや~、楽しかった!そして、犬たちにも感謝です。ひとしきりワンコたちとたわむれ、名残惜しくサヨナラ。また来たら、今度も是非乗りたいです!そんな満足感とともにロッジに戻りました。

こんな所を走ります

気持ちい~い!

クレバス出現!

無数の犬小屋!

この子はパピー

 

 

 

↑クリックしてね(犬ぞり動画)Youtubeが再生されます


さあ、夜はオーロラ観測です。忙しい、忙しい^^;; ホント、寝る間もないくらいです。ということで、今日は就寝組と見張り組を2時間くらいで交代することにしました。私はまず就寝組、22~0時くらいまで寝ることに。これが結構ぐっすり眠れた感じ。そして0時に交代、相方は就寝。観察していると、北東方向が急に明るくなってきて、横に一筋の光の帯が現れました!2日目になると段々と要領が分かってきて、オーロラが少しずつ“育って”くる感じが掴めてきました。モヤ~と白い部分が段々と明るくなってきて、やがて緑色に、そしてその光が強くなってきて左右(東西)方向に移動していく、といった感じです。今回のも、まさしく育っていきそうな気配。写真を1枚撮り、相方を起こしに。1時間くらい観察していると、今度は北の空に幾筋もの縦の線が。光の強い下の方から、上に向かって光の柱が立っているようです。これが段々と西(左)の方に移動して薄くなっていく、というのを繰り返し、今日はそろそろエンディングの雰囲気。少し早めに、4時半頃に就寝しました。

明るくなってきました!

その5分後くらい

縦筋が出現

今日はエンディング



 3日目

朝ごはんのあと、ロッジ前の湖・マーシュ湖を歩いてみました。広い湖が全部凍っています。その上にはスノーモービルの轍跡も。そんなのが走れちゃうくらい、厚い氷で覆われているんですね。とても乾燥しているホワイトホースの雪はサラサラ、まるでグラニュー糖のようです。湖の雪は、風によって描かれた風紋によって、小さな山脈のようになっています。そして、澄んだ空気の中、聞こえてくるのは鳥の声だけ。大自然の中に、自分ひとりポツンと置かせてもらっている感じです。

ロッジ前のマーシュ湖

向こうの建物がロッジ

雪がサラサラ~

雪の風紋

クリスマスツリー?


さて今日は、スノーモービル体験です。こちらの人たちは、スノーモービルがご近所への足になるらしい。免許のない観光客も、ガイドの下、公道でない所なら体験できます。まずはガイドさんから簡単な運転のレクチャー。ハンドルの右レバーがアクセル、左レバーがブレーキ、原チャリの感覚です。が、車体が結構重いので、ちょっとしたカーブでのハンドルさばきなどに、腕や跨ってる太ももが疲れます。これも二人乗りで、まずはFish Lakeという河のような長い長い湖から走ります。途中、ビーバーの巣の跡が。ビーバーが齧った歯型付きの木は、かなり硬そう。しばらく行くと湖をはずれて山の上の方へ、普通に人が歩くような小径を走っていきます。スノーモービルって、こんな山も登るんだー、とビックリ。緩やかな上り斜面ですが、ずっとアクセルレバーをキープしていなくてはならないので、右親指が疲れる。。。途中、山の上から眼下に広がるホワイトホースの町を眺めたり、クッキーとホットチョコレートで休憩したり、あちこちにある動物の足跡をガイドさんが説明してくれたり。後半は相方に運転を代わってもらって後ろの席に。後ろもそれほど怖くなく、快適です。2時間ほど走って、体験終了。ちょっと疲れましたね。。。

スノーモービル乗車!

こんな所や…

こんな所を走ります

後ろの席から

ビーバーの巣

動物の足跡!


3日目の夜。今日は22~0時まで仮眠し、それから1時間毎に起きては観察を続けてみる。0時、1時、2時と段々明るくなるが、今ひとつ活発にはならない。が、もう眠れなくなってしまったので、そのまま起きて観察することに。すると、3時頃から明るくなり始める。あまり大きな変化はなかったが、横のラインや縦の筋、カーテン状になった感じも写真に撮ることができた。レンタルした防寒具を着ているので、露出している顔以外はそれほど寒さを感じなくなってきたが、外の気温は-25℃!顔も鼻や口はフェイスカバーをしていてどうにかしのげるが、目だけは例外。表に出たとたん、睫毛が凍ってネバネバ?してきます。このオーロラツアー、私たちはあと1泊あるが標準日程が3泊4日なので、一緒に到着した浪花カップルや女性二人組はこの早朝に出発。4時頃お迎えの車が到着。どうにか、オーロラ見れてよかったね。ということで、束の間の旅の友、さようなら~。と、別れを告げ、その後しばらく観察を続け、今日は6時に就寝しました。

マイナス25℃!



さあ4日目、最終日です。今日はネイチャーウォークに出かけました。町から車で15分も走れば、そこはもう自然溢れる雪山です。そんな自然を楽しみながら雪山をハイキングするのがネイチャーウォーク。ガイドは今回の旅の全体をアテンドしてくれている「ヤムナスカ」というツアー会社の日本人ガイドさんたち。雪のない季節は、カナディアンロッキーの山岳ガイドをしているそうです。まずは麓のHidden Lakeという湖から出発。もちろん、この湖も凍っています。湖を歩き終わったら、少し山の上の方へ。結構急な斜面も、レンタルの防寒靴とストックで意外と楽に登っていけます。この辺りの樹木は、緯度が高いので当然のことながら針葉樹。あまりに過酷な環境のため巨木にはならないが、そんなヒョロヒョロとした樹も樹齢は結構あるそう。また、厳しい自然の中で生き抜くため木の枝に寄生したコケはモヤモヤとしていて、その見た目から魔女の髪の毛と呼ばれているとのこと。そして、雪の上には大小さまざまな動物の足跡が。大きいのはシカの種類、小さいのはウサギやリスなど。と、足跡の写真を撮っていたら、リスが1匹現れました!今回はじめて見る野生の動物です。思わぬヒトとの遭遇に驚いたのか、リスはあっという間に走り去ってしまいました。そんな大自然を満喫し、町まで戻って、町の中心を流れるユーコン川へ。やはり暖冬のせいか、ユーコン川は全部は凍っていません。豊富な水量の水が勢いよく流れ、浅いクレバスができているところも。覗き込んでみると、クレバスの中の厚い氷はキレイな水色です。本格的な春まで、あとどのくらいでしょうか。

いざ、出発!

よいしょ、よいしょ

こんな所を歩きます

結構高い所まで来ました

魔女の髪の毛

動物の足跡


さあ、いよいよオーロラチャンス最後の夜です。今までラッキーなことに、毎晩オーロラを見ることができてきたが、できればもっと、うごめくオーロラに出会いたいものです。あまり欲を出してもいけませんが。。。明日の早朝に出発なので、荷物をまとめて0時頃まで仮眠し、今夜はもうずっと起きてオーロラの番と決めこみました。0時頃、まずはロッジの廊下から観察するも、いつもオーロラが出現している地平線上方あたりはかなり弱い感じ。が、念のために外に出てみると、今までになかった頭上の高い位置に、虹のような大きなアーチが東から西にかけて出ているではありませんか!慌ててカメラを外に出して、撮影開始。なんだか今日は、今までとは違う予感がします。すると、頭上のアーチが段々と変化していって、大きなカーテン状に!ちょうど、カーテンの真下にいる感じです。これは、もっと広いスペースで見たい!と、湖側に移動。すると、空いっぱいにカーテン状のオーロラがクルクルと回り始めました!肉眼でもはっきりと、カーテンの揺らめきが分かります。うぉぉぉぉーーーーー!!!!居合わせた人たちと共に、歓声をあげました。まるで、空一面をステージにしてオーロラが踊っているようです。みんなで興奮し、華麗なオーロラのダンスに拍手です。そんな興奮がしばらく続き、少しするとステージは段々と静かになっていきました。とりあえず、2時にいったんロッジに引き上げると、4時に迎えにくるはずのガイドさんが、かなり早くやってきました。なんと、先ほどの素晴らしいオーロラが町からも見えたそうで、撮影をするために早めに来たそうです。そんなすごいオーロラだったんだー、と改めて感激。撮った写真をガイドさんに見せていると、なにやらまた外が騒がしくなってきたので慌てて湖へ。またまた、オーロラが頭上でクルクルと回っています。あぁ、なんて夜でしょう!最終日に、こんなに見れるなんて。あと、もう一晩ここにいたいものです。もう、一秒も無駄にできない、と少し寒いけど出発まで湖でねばることにしました。が、残念ながらオーロラは段々とおとなしくなっていき、刻々と出発時刻が迫ってきます。何枚か写真を撮り、これがラストとさよならショットを撮って、ロッジに引き上げて荷物の最終パック。そして荷物を車に運んでいると、なんとまた頭上に大きなアーチが!とっても名残惜しいですが、飛行機の時間もあるので、後ろ髪を束で掴まれながらも出発 (T_T) オーロラたちよ、出てきてくれて、ありがとう。特別な特別な4日間でした。

今夜は特別な予感

頭上にカーテンが!

空いっぱいのオーロラ!

渦巻いています

さよならショット


そして、この2日後、オーロラ活動のもっとも活発な現象「オーロラ爆発」が起きたそうです。それを知ったのはネットでのこと。日本でもニュースになったそうなので、耳にした方もいるかもしれません。2日の差でこの超現象を見逃してしまったわけですが、それでもこの4日間、特に最終日に出会えたオーロラは私にとってまさに超現象でした。いつかまた、この神秘的な超現象に会いにいける日がきたら、そのときはオーロラ爆発を、と夢見て束の間の寂光の旅を終えることにします。


が、旅は終わりませーん!^^;; バンクーバーでリ○コさんと別れ、後半の旅、シアトルへと向かいます。シアトルには友人ファミリーが住んでいて、5年ぶりの訪問。実はバンクーバー→シアトルは、たったの50分。行かないわけにはいきません。ほとんどドメスティックの路線は、なんとプロペラ機!離着陸の際には車輪の出し入れが窓から見えちゃいます。友人が迎えにきてくれて、一路、友人宅へ。途中、シアトルの中心街を通ります。緑の多いシアトルですが、中心街には高層ビルも。5年ぶりの、ハローシアトル。
ファミリーには一人っ子の高1男子がいて、今は学校に習い事にと大忙し。学校ではラクロスのチームにも入っていて、試合があるというので見に行きました。ラクロスって初めて見るけど、けっこう凶暴?ボールを持ってゴールに向かう相手を、ラケットでバンバン叩きます。もちろんユニフォームの下には色んなガードをつけてるけど、アザが絶えないそう。今日は他校との試合で、両チームの父兄がたくさん見にきていて、学校名を連呼したり「走れ!」とか「守れ!」とか大声で応援していて、なかなかエキサイティングです。試合は残念ながら、延長戦で負けてしまいました。
そんな荒々しいスポーツをしているボーイですが、夜はなんとパーティーに行くとか!学校主催のデートパーティーのようなもので、あらかじめカップル(でも、まだまだ友人同士)になってる男女が集まって、ディナーしたりダンスしたりするそうです。そのパーティーに出かけるために、4カップルがおめかしして待ち合わせする家に、カップルのご両親たちと共に私も行かせてもらいました。集合場所はカップルの中の一人の子の家。とってもブルジョアな家で、広さはもちろん、なんとリビングから海が見えます!うーん、セレブ!ほどなく子どもたちが、おめかしして集まってきました。男子はまだまだお子ちゃまですが、女子は結構オトナっぽい!女の子は男の子の胸に、男の子は女の子の手首にコサージュをつけてあげます。親たちは、ひとしきり記念撮影。フラッシュの嵐です。こんなパーティーがあるなんて、やっぱアメリカですねー。

プロペラ機!

着陸態勢準備!

ハローシアトル!

試合開始!

家から海が
見えるなんて!

オシャレして勢ぞろい



さて、友人宅にはヒト以外のファミリー、そうワンコが2匹います。1匹はチビでちょっと気の強い、トイプードルのアンバー。前回おじゃました時はずっと吠えられっぱなしだったけど、今回は結構仲良くなり、あまり吠えられませんでした。(^-^)/ そしてもう1匹はゴールデンレトリバーとプードルのミックスで、ゴールデンデュードゥルをいう犬種のビスケット。体の大きさはレトリバーくらいあるけど、ちょっとトボケた顔のおっとりした子です。家の中ではこの子たちが歩き回ってますが、庭にはなんとハチドリもやってきます!軒先にぶら下げた甘い水を入れた水差しを家の中からそっと見ていると、体調5cmほどのハチドリが次から次へとやってきて、翼を超高速で羽ばたかせ、ホバリング状態で巧みに砂糖水を飲みます。近所は住宅街だけど緑も多いので、こんな風にハチドリもやってくるんですね。羨ましい~。そんな緑の多いシアトル、近所にあるちょっとした森に散歩に行きました。倒れた樹に絨毯のように生えたコケ、キツツキの穴だらけの樹、花も少し咲いています。最近、白フクロウが巣を作ったそうなのですが、残念ながら見ることはできませんでした。

アンバー

ビスケット

ハチドリも来ます


じゃあ、ちょっと遠出をして動物を見に行こう、ということになりました。高速で1時間くらいのところにある、カンガルー牧場へ。その名のとおり、カンガルー、ワラビー、そしてクジャクやアルパカなどもいる、触れ合い牧場のようなところです。ガイドさんの説明とともに牧場内を歩き、ときどきエサをあげることもできます。小さい子どもを連れたファミリーがたくさん来ていました。カンガルーは大きいし、ちょっと凶暴だけど、同じタイプでもワラビーは中型犬くらいの大きさで、頭を撫でてもおとなしくしています。フワフワのソフトな毛で、とっても可愛い!友人はなんと、このワラビーを飼いたいという野望があるらしく、ブリーダーもやっているというこの牧場のスタッフの人と、なにやら色々と話をしていました。今度おじゃまする時は、庭をワラビーが飛び跳ねていたりして…^^;; でも、そんな風景も、シアトルでは自然に感じるのかもしれません。

クジャクや…

赤ちゃんワラビーも

フワフワ!



さて、少し街に観光にも出掛けましょうか。カナダが寒いのは分かっていたけど、シアトルはもう春爛漫のポカポカ陽気かと思ったら意外と寒くて、ずっとダウンを着ていました。それでも、町ではあちこちに桜が咲いていました。日本のソメイヨシノとはちょっと違う、色が少し濃くて小ぶりな樹の桜です。そして、3月はイースター。どのお店もイースターのウサギやタマゴのディスプレイで可愛らしく、そのパステルカラーから春が待ちきれないという気持ちが感じられます。で、観光ですが、友人とあちこちのスーパーに買い物に行ったりで時間もなくなり、ちょっとだけダウンタウンを散策しました。前回行ったときは、シアトルのシンボル、スペースニードルに昇ったのだけど、今回はワシントン州で一番高い、コロンビアセンターへ。73階の展望台からはシアトルをぐるりと3方向見ることができます。海や、マリナーズのセーフコフィールドや、スペースニードルもニョキッと可愛い感じ。富士山のような形から「タコマ富士」と呼ばれるレーニア山は、残念ながら雲で見えませんでした。そして眼下には、昨年できたという観覧車の姿も。近そうなので、歩いて行ってみることにしました。観覧車は水族館などがある桟橋エリアにあり、乗ろうかどうか迷ったのだけど、一人で乗るのもなぁー、と写真だけ撮ることにしました。ちょうど夕暮れどき、観覧車のうしろの海に夕陽が落ちていきます。さっきまで空を飛び回っていたカモメたちも、列になって海に浮かんで夕陽を見ているかのよう。そんな写真を撮っていたら、すっかり夜です。慌ててシアトルいちの繁華街パイクプレイスへ。時間もなく、スタバ1号店だけ寄って、バスで友人宅へと帰りました。最後の夜は、ファミリーみんなやワンコたちと撮影大会。翌日、あっという間のシアトル滞在も終わり、帰国の途へ。ファミリーのみんな、ありがとうございました!

桜が咲いてます

イースター

ステキなディスプレイ

コロンビアセンター

海が見えたり…

スペースニードルも


観覧車と夕焼け

海鳥たちも家路へ

さよなら、シアトル